──さぁさ、酔ってしまいましょ

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管理人さん (7icgb1hv)2020/5/3 14:36 (No.41605)削除
【名前】■■ / 結(むすび)

【性別】男

【種族】神 / 縁結びの神

【年齢】不明。見目は20代前半。

【容姿】濃紺の髪は、後ろ髪のみ腰に届く程長く、首の後ろで一つに結ってある。他の部分は適当に整え、前髪が少々長いが、特に邪魔ではない様子。右の横髪が一房、美麗な緑色に染められ、瞳は其の色によく似た緑柱石の如き鮮やかな翠緑。肌は白く、何処か冷たい雰囲気を纏う、非常に端整な顔立ち。細身でしなやかな、均整のとれた体付き。身長は183cmと高めの部類。
黒のインナーの上に、象牙色を基調にした涼やかな着物を纏っている。差し色に青や縹色があしらわれ、帯は髪と同じ濃紺。上から、青い房飾りの付いた深青の羽織を肩から引っ掛けるように着、帯や裾、袖等、所々に房を結び合わせたようなうつくしい房飾りが見受けられる。白板に青い鼻緒の下駄を履き、両耳から矢張り房飾りの赤い耳飾りが垂れる。紺色の優雅な扇を好んで使い、普段は帯に挿しているようだ。

【性格】うつくしい物を愛し、優美な存在を愛で、古き良き習慣に好感を持って接する。欲を嫌い、無欲な者には良縁と加護を、欲深き者には悪縁を齎し、そうして神として人を見守って来た。

常に冷静沈着かつ物静か、非常に頭の回転が速く、知識豊富な切れ者でもある。一歩引いた目から全体を見通し、要点や重要な部分のみを捕まえる事にも長ける。感情の起伏は緩やかで、激情する事は滅多にない。何方かといえば他人の激情を諫めたりしている方が多いだろう。表情変化も酷く些細であり、軽く首を傾けてにこりと微笑むだけ、とか、細やかな変化のみで表情を彩る事が多い。親しい相手や大切な相手には、贈物をくれたり秘密の場所を教えてくれたりする一面も。そういった相手に泣かれたりすると如何して良いかと困惑する面白い表情が見られる。──ただ、「哀」と「怒」がやや欠落している傾向が見られるのも事実。
其の気質は物腰柔らかで静謐、薄ら浮かべた笑みは優しげで、そして何処となく薄ら寒い。人ならざる者、古い時代から人間を見詰め続けた神としての瞳は、初対面の身を竦ませてしまう事も多いんだとか。口数はあまり多くないが、話す分にはきちんと返してくれるので問題ないだろう。勿忘町の住民には基本的に温厚。人間に対して如何思っているかは態度にも表情にも出さないが、率先して苛めに来たりはしないので御安心を。新人の案内も務める。

若干思考が古い傾向にあり、古き良き文化を愛するあまり現代っ子にちょっと付いて行けないらしい。
所作は上品で淑やかだが、男性らしさを兼ね備えた力強い動きをする事も。

町の最奥にある古びた社の主にして、忘れ去られた哀しみから町を作り出してしまった張本神。自分が既に忘れ去られた事は特に気にしていないとも思えるが、彼は己の腹の底は決して探らせない。何を考えているのかまるで判らぬ薄い笑みで「仕方ない。神はやがて忘れ去られる。私達には高天原にさえ居場所はないのさ」と謳うばかりだ。

【神力】《縁むすび》──縁を招き、任意の相手に結ぶ力。縁結び、と云うと恋愛成就だの何だのが思い浮かぶだろうが、彼の持つ神力は人同士の縁のみに拘らず、様々な縁を招き寄せる。
例えば「悪縁」を大量に招き寄せて結んでしまえば、其の相手には次々に災厄が降り掛かり、最悪身を滅ぼす事も有り得るだろう。逆に「良縁」を招き結ぶなら、多くの幸が訪れる。庭をスコップで掘ったら百万の価値がある化石出て来ました、なんて事もある、かも。
兎も角、縁結びと侮るなかれ、かなり強力な神力である。但し効力が出るまでに少々時間を要する。

【備考】町に棲まう神の一柱にして、縁結びの神。現世に祀られていた頃はそこそこ大きな社を持ち、割と名の知れた神であった。だが、社のあった町が遠い昔、大災害によって滅び落ち、己の名を知ってくれていた参拝者達も次第に己を忘れ、非情な運命と忘却に悲しんで勿忘町を創り出し、其処に隠れてしまった。社はかつてあった其れを彼が想像で再現した物。過去を思い出すが故に己の本名を隠し、ただ「結」とだけ名乗っている。

一人称は「私」、二人称は「そなた」、「お前」。
好物は綺麗な物、季節に合う物、花、優雅な物。苦手な物は粗忽な物全般、忘却。

【SV】「嗚呼……私かい?私は結。此の勿忘町に棲まう神様だよ。さて、私が名乗ったんだ、そなたの名を聞かせてはくれないかい?」

「忘れるのは悲しいね。けれど仕方がない。人は忘れ行く生き物だ。私を祀り、かつて信じてくれた者達もそうだった。当たり前といえば当たり前さ、私は良縁を招く力を持ちながら、彼等を守ってやれなかった」

「そなたは人の子だね。言わずとも判るさ。迷い込んだのかい?……嗚呼、そうかい。人の世も難儀になったものだ。……ともあれ、酩酊せし町によく来たね。世が恐ろしいなら、酔い痴れ忘れてしまうと良い」



(画像はPicrew、ぼわず様、おにいさんメーカーをお借りしました)
「此の町を作ったのは私だよ。……結局、忘れられる哀しみに耐えられなかった」
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